2015年4月7日火曜日

大都市近郊区間エリア内の発着

以下の駅を中心とする都市近郊エリアを、大都市近郊区間として定義されていてエリア内の発着はエリア内の片道乗車であればどの経路を辿っても最短経路で計算するというものです。また、最短経路の営業キロが200キロを越えても乗車券の有効日数は1日で途中下車は出来ません(下車駅で乗車券は無効となります)。

  1. 東京
  2. 大阪
  3. 名古屋
  4. 仙台
  5. 新潟
  6. 北九州市
  7. 福岡市

詳細については、JR各社のホームページの「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」「旅客営業規則第156条」などを参照してください。

この区間内の経路を指定すると、以下のように600kmを越える経路でも有効日数は1日です。運賃も指定した経路通りの計算結果が表示されます。
メイン画面
結果画面の「有効日数」欄には「近郊区 間ですので最短経路の運賃で利用可能です(途中下車不可、有効日数当日限り)」と表示されます。

経路の最後が欠けたのでスクロールした画面
 結果画面で画面下端部の左側のアイコンをタップし、「最短経路算出」をタップしますと、最短経路とその運賃が表示されます。

これが実際に発券される乗車券の値段で、途中下車は出来ませんし1日限りですが、この値段で先ほどの長い経路を乗車することが可能です。これは「大回り乗車」という遊びとして知られております。

JR東日本においては、Suicaの使用可能範囲であり、SuicaなどのICカードを利用すると、IC 運賃という別の運賃となります。
JR東日本管轄の東京近郊区間は年々その範囲を拡大してゆき、現在は、

  • 中央線 甲府、松本、塩尻、辰野
    (身延線、飯田線、中央西線、大糸線は除く)
  • 小海線 小淵沢-野辺山間の各駅
  • 東海道線 - 伊東、熱海、国府津
    (御殿場線は除く)
  • 銚子
  • 鹿島サッカースタジアム
  • 常磐線 - いわき
  • 水戸線 - 常陸大子-水戸間の各駅
  • 東北線 - 黒石
  • 高崎線 - 全駅
  • 上越線 - 水上
  • 吾妻線 - 全駅
  • 信越線 - 高崎-横川の全駅
  • 青梅線、五日市線、八高線 - 全駅
  • その他上記範囲の東京に向けた内側の各駅、各線
の範囲まで広がっています(絵を描くのが面倒なので箇条書きで済ませましたがJR各社のHPにある路線図を参照した方が解り易いですね。著作権絡みのため引用もURLリンクも張っていません。すみません。お手数おかけします)
この広い範囲で200.1km以上の経路でも当日限りの有効日数で途中下車不可という制約がついてしまいます。これを避けるには経路に新幹線を少しでも含めれば従来通り途中下車可能の経路通りの乗車券の購入が可能です(大阪近郊区間内では一部新幹線であっても近郊区間内に含まれる範囲があります)。