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2020年1月7日火曜日

インポート機能

インポート機能は、他アプリケーションで経路を入力し、経路運賃計算アプリへ取り込む機能です。
本機能は、Windows版とスマートフォンとの連携で使用したい方のための機能です。
(他に別の人と経路を送受し共有したりも、もちろん使えます)
本稿では敢えて簡単に説明しております。それでも分かる人には冗長すぎる説明かと思われますが、理解できない方は本機能は不要ですので、使わなくても構いません。

■ 操作手順

  1. 予め「メモ」アプリなどのアプリで経路を入力、指定します。
  2. 指定の仕方は、駅、路線、駅、路線、駅、・・・とします。
    (区切り文字は後述しています)
  3. 取り込みたい経路文字列を選択してクリップボードへコピーします(複数行で複数の経路を選択可能です)
  4. 「経路運賃営業キロ」アプリで「経路保存」画面を表示するようにします。
  5. iOSの場合、「インポート」アイコン、Androidの場合、メニューから「インポート」をタップします
  6. 初回のみメッセージダイアログが表示されますが「今後、この画面は表示せず、インポート機能を実行する」を一回選択し、もう一度、「インポート」をタップしなおします
以上で、インポートできます。
経路保存は、最大100✖️20ノード(ノードは、ここでは駅、路線を現し、「東京, 東海道新幹線, 静岡」という経路なら3ノードとします)までしか登録できないようにしています。

つぎに具体例をしめします

■ 経路指定のサンプル

以下の経路(改行されていますが、実際は2行です)を2行選択し、クリップボードへ「コピー」をしてください。(下画面)

新宿 山手線 田端 東北線 東京 東海道新幹線 品川 東海道線 川崎 南武線 尻手 南武線(浜川崎支線) 浜川崎 鶴見線 鶴見 東海道線 小田原
拝島 青梅線 立川 南武線 武蔵小杉 東海道線(西大井経由) 鶴見 東海道線 大船


次に、既に説明した「操作手順」の4.〜の操作をおこなってください。
上記の2つの経路が取り込まれているかと思います。

■ 区切り文字

区切り文字は以下のいずれか、または複数の文字から構成される文字列を区切りとします(同一文字や区切り文字が連続する場合、1文字の区切りとみなします)
" "(スペース), ","(カンマ), "."(ピリオド), "[", "]"(ブラケット), "<"(小なり), ">"(大なり), "/"(スラッシュ), "{", "}"(ブレース)
*なぜか、マイナスやセミコロン、コロンは区切り文字とはしていません(実装し忘れ)

「東京,{}/[東海道線,,,,,静岡」
も有効ですが、
「東京,{};/[東海道線,,,,,静岡」
は無効です。

■ 同名駅の指定

同名駅がある場合、かっこで指定しないとエラーとなってしまいます。
以下の様にかっこを指定します。

例:三川(室)
※ 室蘭線の三川です

同名駅一覧を以下に示します


sqlite> select name,kana,samename from t_station where samename!='' order by name;
name|kana|samename
三川|みかわ|(室)
三川|みかわ|(磐)
三郷|みさと|(武蔵)
三郷|さんごう|(関)
上道|あがりみち|(境)
上道|じょうとう|(陽)
下松|しもまつ|(阪)
下松|くだまつ|(陽)
中田|ちゅうでん|(牟)
中田|なかた|(能)
仁井田|にいだ|(土)
仁井田|にいた|(烏)
住吉|すみよし|(三)
住吉|すみよし|(東)
入野|いりの|(指)
入野|にゅうの|(陽)
加茂|かも|(信)
加茂|かも|(関)
千歳|ちとせ|(千)
千歳|ちとせ|(房)
吉富|よしとみ|(豊)
吉富|よしとみ|(陰)
国分|こくぶ|(讃)
国分|こくぶ|(豊)
大久保|おおくぼ|(中)
大久保|おおくぼ|(奥)
大久保|おおくぼ|(陽)
大沢|おおさわ|(上)
大沢|おおさわ|(奥)
大河原|おおがわら|(北)
大河原|おおかわら|(関)
大町|おおまち|(佐世)
大町|おおまち|(可)
姫川|ひめかわ|(糸)
富浦|とみうら|(室)
富浦|とみうら|(房)
富田|とみた|(両)
富田|とみだ|(関)
小林|こばやし|(吉)
小林|こばやし|(成)
小野|おの|(中)
小野|おの|(湖)
山崎|やまさき|(函)
山崎|やまざき|(東)
島田|しまだ|(東)
島田|しまた|(陽)
川内|かわうち|(山)
川内|せんだい|(鹿)
広野|ひろの|(常)
広野|ひろの|(福)
府中|ふちゅう|(塩)
府中|こう|(徳)
戸田|とだ|(北)
戸田|へた|(陽)
新井|にい|(播)
新富士|しんふじ|(東)
新富士|しんふじ|(根)
新田|にった|(北)
新田|しんでん|(奈)
新野|にいの|(播)
新野|あらたの|(牟)
日進|にっしん|(宗)
日進|にっしん|(川)
旭|あさひ|(土)
旭|あさひ|(総)
柏原|かしわばら|(東)
柏原|かいばら|(福)
柏原|かしわら|(関)
柳原|やなぎはら|(北上)
柳原|やなぎはら|(讃)
根岸|ねぎし|(只)
根岸|ねぎし|(岸)
桂川|けいせん|(九)
桂川|かつらがわ|(東)
横川|よこかわ|(信)
横川|よこがわ|(陽)
橋本|はしもと|(和)
橋本|はしもと|(横)
泊|とまり|(陰)
滝|たき|(加)
滝|たき|(烏)
瀬田|せた|(東)
瀬田|せた|(豊肥)
生野|いくの|(播)
生野|いくの|(石)
白沢|しらさわ|(奥)
白沢|しらさわ|(指)
白石|しろいし|(函)
白石|しろいし|(北)
白石|しろいし|(肥)
神代|じんだい|(田沢)
神代|こうじろ|(陽)
福島|ふくしま|(北)
福島|ふくしま|(環)
船岡|ふなおか|(北)
船岡|ふなおか|(陰)
草野|くさの|(常)
草野|くさの|(福)
荒尾|あらお|(東)
荒尾|あらお|(鹿)
西条|にしじょう|(篠)
西条|さいじょう|(陽)
追分|おいわけ|(奥)
追分|おいわけ|(室)
郡山|こおりやま|(北)
郡山|こおりやま|(関)
野崎|のざき|(北)
野崎|のざき|(片)
金山|かなやま|(中)
金山|かなやま|(根)
長谷|はせ|(播)
高松|たかまつ|(七)
高松|たかまつ|(讃)
高瀬|たかせ|(仙山)
高瀬|たかせ|(讃)
高田|たかだ|(和)
高田|こうだ|(長)
黒井|くろい|(信)
黒井|くろい|(福)


2017年8月5日土曜日

乗車券の効力について

App Storeでのレビューアさんからのお問い合わせにて、常磐線各駅から乗車して日暮里を経由し、上野から東北新幹線に乗車した場合に重複エラーとなるとのご指摘を受けました。
ですが、そのような運賃計算の特例はなく乗車券の効力についての規程(旅客営業取扱基準規程第149条)があるということだけであり、運賃計算の経路はあくまでも、常磐線-日暮里-赤羽- という(乗車券の券面表示)経路で営業キロを計算します。
経路はそのようになっておりますので、日暮里-上野間を新幹線に乗車するために複乗できますが(100kmを越えた乗車券でも)途中下車はできません。

しかし、JRのHPには確かに「運賃計算の特例」と記載されています。規則ではなく取扱基準規定ですので乗車券の効力として定められたもので運賃計算の経路は上記の通り旅客営業規則第68条に沿って計算されます。

その他の例としては、都区内発都区内行の乗車券で、乗車が小岩(総武線)東京(中央東線)甲府(身延線)富士(東海道線)東京と指定することができますが、その先を指定することはできません。ですが乗車自体は都区内範囲である浮間舟渡や小岩、西荻窪などまで乗車・降車する(改札を出る)ことができます。このような規則(旅客営業規則第86条)は知った上でお使いいただけることを想定しております。
(易しい使い方のようで易しくない使い方で申し訳ございません)

とはいえ「経路運賃営業キロ計算アプリ」では乗車経路の指定で運賃計算をしてくれる機能が一部であります(旅客営業取扱基準規程第151条)。
例えば、中央西線の恵那から名古屋を経由し新幹線で品川まで乗車する場合にその乗車経路を指定することができますが、この場合、経路は「恵那-中央西線-金山(中)-東海道線-三河安城-東海道新幹線-品川」となります(「分岐特例の補正」

実際にはこのような経路で乗車しなければならないということではなく指定した名古屋から新幹線に乗車は可能です。これは旅客営業取扱基準規程151条で定められた乗車券の効力であり、運賃計算・経路の特例ではないので、この乗車券では(乗車券の券面表示もそうですが)名古屋駅で途中下車はできません(別途「名古屋-金山(中)」の往復乗車券を購入または降車時、名古屋駅の改札で支払えば可能です)。

旅客営業取扱基準規程第151条は対応しているくせに149条は対応していないというのも中途半端というか片手落ちなので、ご指摘の常磐線-上野-東北新幹線の経路(旅客営業取扱基準規程第149条)も指定可能なように将来のバージョンアップで可能にしたいと思います。

それまでは上記の規則を知った上でお使いいただくことになりますがご不便おかけして申し訳ありません。
またこれら規則についての説明もいつか記事にまとめられればと思います。


2015年8月17日月曜日

東海道新幹線のJR東日本区間

バージョン15.08からの不具合修正にて、東海道新幹線の東京-熱海間がJR東日本区間ではなく、東京-米原間はJR東海となるように修正しました。
それに伴い、以下の動作となります。
  • JR東日本管内の駅を発着とした東海道新幹線はJR東海となります。該当する駅は東京、品川、新横浜、小田原、熱海の各駅です。
  • このうち東京、品川は100km、200kmを越えると旅客営業規則第87条、86条が適用され、山手線内、東京都区内となり、新横浜は横浜市内となりますが、「経路運賃営業キロ計算アプリ」では、新幹線指定の場合はこの適用をせずにJR東海株主優待が有効な単駅発となります(このような発券が可能なのかは未確認です)。
  • 86条、87条を適用したい場合は、JR東日本管内の在来線を指定するか、(「大崎-山手線-品川」など)他路線を含めるようにしてください。
新幹線と在来線は営業キロ、運賃計算上は同一扱いですので在来線の指定でも問題ありません。敢えて新幹線を指定された場合は、JR東海路線で株主優待を行使したい場合と判断しています。

例)

新横浜から新幹線経由で静岡、富士、身延線経由で甲府へ行く場合、201km以上ですので、旅客営業規則第86条が適用され、発駅は横浜市内となりますが、JR東海区間でもありますので発駅は単駅となります(86条が適用されると、JR東日本のエリアも含むようになり、JR東海の株主優待が適用になりません)。
    
横浜市内[浜]発としたい場合、在来線も含めた指定にします。以下の例の場合、菊名-横浜線-新横浜を指定しています。

 
或いは横浜から小田原まで在来線、小田原から新幹線にしても運賃は同じです。この場合でも乗車券の券面表示は「横浜市内[浜]発」となっていると思いますので、新横浜から新幹線に乗車することも可能です。

2015年8月14日金曜日

活用法~規程114条

経路運賃営業キロ計算アプリの結果、以下のような結果が表示された場合、
旅客営業取扱規程第114条(ここで説明してました)の適用となります。

長津田 → 国母
経由:[横浜線]東神奈川[東海道線]富士[身延線]
営業キロ: 218.3 km    計算キロ: 226.4 km
規程114条適用 営業キロ: 200.5 km 計算キロ: 208.8 km
運賃: \3,670        往復: \7,340
規定114条 適用前運賃: {\4,000} 往復: {\8,000}

小児運賃: \1,830   往復: \3,660
学割運賃: \2,930   往復: \5,860

有効日数:   3日

2015年8月7日金曜日

経路運賃営業キロ計算アプリ活用法2

経路運賃営業キロ計算アプリ活用法2です。
続きはないかもですが。

発駅指定時、直接文字入力をすることが可能ですが、以下の文字列が使用可能です。

  • ひらがな
  • 漢字
  • カナ

が入力可能です。
揺らぎやローマ字は対応しておりません。
また、ひらがな、カタカナの混在はOKですが、漢字はダメです(正式駅名がひらがなを含む場合はOK)。

また、下2枚目(右)の画面のとおり、「%」を入力してワイルドカードが利用できます。
作成者も知らなかったのですが、SQLを使用しているのでもしや?とおもい試してみたらいけました。

 

Windows版も。















ご活用いただけたらと思います。

2015年7月30日木曜日

経路運賃営業キロ計算アプリ活用法1


以前、アスキーiPhonePlusさんに掲載した内容ですが、サイトが閉鎖されてしまい、当時の原稿も取り出すことができないので再度思い出してここに再作成してみました。

目的地が複数の場合でも切符をまとめる

JR路線の営業キロ100kmを越える乗車券は、経路上の途中駅で後戻りしなければ一部の範囲を除き、何回でも途中下車が可能です(都区市内駅発着における発着都区市内駅は下車するとそこで終了)。

例えばあるビジネスマンが出張で東京都内から大阪支社へ立ち寄り、広島へ商談へ向かうケースを考えてみます。
通常考えられるのは以下の乗車券を購入する方が多いのでしょうか?
(新幹線料金は除きます)


区間 営業キロ 片道運賃 有効日数
東京[都区内]→大阪[市内] 552.6km ¥8,750- 4日
大阪[市内]→広島[市内] 337.8km ¥5,620- 3日
広島[市内]→東京[都区内] 894.2km ¥11,660- 6日
1784.6km ¥26,030- 任意※

※利用開始日をずらせば全体としては無期限
ところが、出張期間が12日以内であれば以下の買い方をしたほうが得です。

区間 片道営業キロ 往復運賃 有効日数
東京[都区内]⇔広島[市内]往復 894.2km ¥20,980 12日

以上の乗車券1枚で出張目的は果たせます。
 乗車券(運賃)は、営業キロに応じて値段が増減しますが遠距離逓減性に加え、往復割引も効いて5,050円も得します。(往復割引は600kmを越える場合に適用されます)


このきっぷで広島から直接東京に帰るのはもったいないので、福山でおりて福山城や鞆の浦観光をしても、倉敷で降りて倉敷の街並みを観光しても良いですし、岡山で下車して岡山城・後楽園を散策しても良いし、さらに別の往復切符を購入して四国へ足を延ばすことも可能です。
そんなようにもご活用すると旅の楽しみが膨らみますね。

というお話です。

以上、知っている人にはあくびの出る話ですが、一般の人には意外に知られていない情報です。とくに出張の多いビジネスパーソンにとっては有用な話と思いますがみな当然知っていることなのでしょうか?
ところで出張精算時、経理担当の人も当然知っていてそのように購入させるのでしょうか?気になるところです。

2015年4月7日火曜日

大都市近郊区間エリア内の発着

以下の駅を中心とする都市近郊エリアを、大都市近郊区間として定義されていてエリア内の発着はエリア内の片道乗車であればどの経路を辿っても最短経路で計算するというものです。また、最短経路の営業キロが200キロを越えても乗車券の有効日数は1日で途中下車は出来ません(下車駅で乗車券は無効となります)。

  1. 東京
  2. 大阪
  3. 名古屋
  4. 仙台
  5. 新潟
  6. 北九州市
  7. 福岡市

詳細については、JR各社のホームページの「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」「旅客営業規則第156条」などを参照してください。

この区間内の経路を指定すると、以下のように600kmを越える経路でも有効日数は1日です。運賃も指定した経路通りの計算結果が表示されます。
メイン画面
結果画面の「有効日数」欄には「近郊区 間ですので最短経路の運賃で利用可能です(途中下車不可、有効日数当日限り)」と表示されます。

経路の最後が欠けたのでスクロールした画面
 結果画面で画面下端部の左側のアイコンをタップし、「最短経路算出」をタップしますと、最短経路とその運賃が表示されます。

これが実際に発券される乗車券の値段で、途中下車は出来ませんし1日限りですが、この値段で先ほどの長い経路を乗車することが可能です。これは「大回り乗車」という遊びとして知られております。

JR東日本においては、Suicaの使用可能範囲であり、SuicaなどのICカードを利用すると、IC 運賃という別の運賃となります。
JR東日本管轄の東京近郊区間は年々その範囲を拡大してゆき、現在は、

  • 中央線 甲府、松本、塩尻、辰野
    (身延線、飯田線、中央西線、大糸線は除く)
  • 小海線 小淵沢-野辺山間の各駅
  • 東海道線 - 伊東、熱海、国府津
    (御殿場線は除く)
  • 銚子
  • 鹿島サッカースタジアム
  • 常磐線 - いわき
  • 水戸線 - 常陸大子-水戸間の各駅
  • 東北線 - 黒石
  • 高崎線 - 全駅
  • 上越線 - 水上
  • 吾妻線 - 全駅
  • 信越線 - 高崎-横川の全駅
  • 青梅線、五日市線、八高線 - 全駅
  • その他上記範囲の東京に向けた内側の各駅、各線
の範囲まで広がっています(絵を描くのが面倒なので箇条書きで済ませましたがJR各社のHPにある路線図を参照した方が解り易いですね。著作権絡みのため引用もURLリンクも張っていません。すみません。お手数おかけします)
この広い範囲で200.1km以上の経路でも当日限りの有効日数で途中下車不可という制約がついてしまいます。これを避けるには経路に新幹線を少しでも含めれば従来通り途中下車可能の経路通りの乗車券の購入が可能です(大阪近郊区間内では一部新幹線であっても近郊区間内に含まれる範囲があります)。




2015年3月29日日曜日

iOS、Androidでの結果を外部へ保存

iOS、Android版では、計算結果・経路一覧をDropbox、Evernote、 メール、クリップボード(いわゆるコピペ)、AirDropなどで共有できます。
とても便利ですのでご活用ください。

2015年3月10日火曜日

分岐特例の補正


東京から新幹線に乗車して、名古屋から中央線に乗って多治見まで行く場合、




東京
東海道新幹線
名古屋
中央西線
多治見

と実際の乗車経路を指定してゆきますが、多治見を選択した時点で経路ビューは以下のように書き換わっています。

東京
東海道新幹線
三河安城
東海道線
金山
中央西線
多治見

こちらは、運賃計算上の経路となります。実際の乗車券の券面表示の経由は「新幹線・金山・中央西線」と表示されており、名古屋経由で乗車可能ですが名古屋駅での途中下車はできません(新幹線の自動改札は通ります)。(「分岐駅を通過する列車に乗車する場合の特例」旅客営業取扱基準規程151条)


また逆方面からの場合、以下の左のように指定でき右のように変換されます。
多治見 多治見
中央西線 中央西線
名古屋 金山
東海道新幹線 東海道線
東京 三河安城
東海道新幹線
東京
この場合は良いですが、名古屋から東海道線で大阪方面を指定する場合、以下のようになり指定することができません(直前に東海道線を指定したことになっており東海道線が選択不可になっています)。

この場合、戻るボタンをタップして「東海道線−名古屋」の行をいったん削除します。


削除後、(追加)をタップします。
東海道線を選択して継続してください。
以上の操作になります。はじめから以下のように選択していくと問題ありません。
多治見
中央西線
金山
東海道線
大阪

2015年3月1日日曜日

Windows版 Farertのインストール

Windows版のFarertは、起動パラメータ(起動オプション、コマンドライン引数)を指定することにより、路線、運賃データベースを変更することができます。
ここではその方法についての手順をしめします。

1.任意のフォルダに配置したFarert.exeを右クリックで、「ショートカットの作成(S)」をクリックします。

※メニュー項目は環境により異なります
2.「Farert.exe - ショートカット」というファイルが作成されますので、さらに選択しなおし、右クリックして「プロパティ」をクリックします。


3.「リンク先(T)」をクリックし、キーボードの[End]キーでカーソルを文字列の末尾へ移動し、「.exe」のあと、「スペース」を入力し、続けて「tax5」を入力します(すべて半角英数字)。
入力文字は他に以下のものがあります(後半でも詳説しています)。

指定文字列説明
tax52014年12月までの路線データで消費税5%として計算
20142014年12月までの路線データで消費税8%として計算
20152015年度の北陸新幹線 〜金沢開業後の路線データで消費税8%として計算
20172017年度の北海道新幹線 〜新函館北斗開業後の路線データで消費税8%として計算
上記以外最新(2019年度)版の北海道新幹線開業後の路線データで消費税8%、10%で計算


4.「全般」をクリックし、「farert.exe - ショートカット」を任意の名前に書き換えます。


5.例では、「運賃計算2014」としました
ショートカットファイルは、デスクトップや、スタートメニューなどの起動しやすい位置へ移動してお使いください。
以上で完了です

2019年11月追記
前述したように、起動引数を指定することにより過去の路線、運賃データを閲覧することが可能です。起動引数はショートカットを作成して、そのショートカットの「プロパティ」の「リンク先」にスペースにつづけて指定することができます。

引数に指定できる文字は、以下2グループからそれぞれ1つ選択可能です。

1 税指定
tax8  tax5  tax10

2 路線DB指定
2019  2017  2015  2014

路線DBの内容は以下のとおりです。
2019 最新版 消費税8% 消費税10%
2017 北海道新幹線 新函館北斗駅 まで開業
2015 北陸新幹線 金沢‐長野 開業
2014 北陸新幹線 金沢‐長野 開業前 消費税5%

複数の文字列、たとえば、2015 2014 と2つ指定しても、2014が適用されます。
他、
2014 → 2015 → 2017 → 2019
の優先順で、ひとつが適用されます。
なにも指定しないと2019が適用されます。

消費税指定も、tax5 → tax8 → tax10 の優先順ですが、以下のルールに
従います。
  • 2014とともに指定する場合は、tax8かtax5が指定可能です。それ以外の文字は無視します。
  • 2014だけを指定すると、tax8が適用されます
  • 2015、2017はtax8のみ指定可能です。tax8を指定しなくても、tax5を指定しても、tax8が適用されます。
  • 2019は、tax8とtax10が指定可能です。デフォルトはtax10です。tax5を指定しても無視されます.
  • なんにも指定しないと、2019 tax10 となります。