2019年5月3日金曜日

大都市近郊区間について

大都市近郊区間の発着について」の動作を変更しました。


ユーザ操作により指定した経路の営業キロをそのまま計算して運賃結果も表示していましたが、バージョン19.04から最短経路を算出して運賃計算します。
普通に駅の券売機で購入した金額、自動改札で減算される金額となるはずです(作者一人がこっそりと検証しているだけですので完全ではないです。必ずしも正確ではない可能性もあります)。

遠回りで指定しても最短経路に強制的に書き換えて計算します。


そして、結果画面に、
「近郊区間内ですので最短経路の運賃です(途中下車不可、有効日数当日限り)」
と表示されます。
経路は最短経路に強制的に書き換わっております。
例えば旅客営業規則86条・87条が適用される都区市内の駅の発着の場合は、中心(代表)駅からの最短経路で計算します。



従来の表示

もし、営業キロの算出目的などで指定した経路どおりに計算したいのであれば「特例を適用しない」オプション機能(メニュー)がありますので選択してください。
「近郊区間内ですので最短経路の運賃で利用可能です(途中下車不可、有効日数当日限り)」
と表示され、指定した経路で計算します。

同一駅発着の場合

但し、例外があります。
同一駅発着の場合、最短経路は算出できないため(0kmとなってしまう)、指定した経路通りに計算します。そして、
「近郊区間内ですので同一駅発着のきっぷは購入できません.」
と表示されます。
実際にはそのようなきっぷは発券できないとおもいます。というか、例えば山手線で渋谷から大回りして渋谷まで乗車する場合、渋谷-原宿と原宿-渋谷間の2経路の計算した運賃となるかとおもいます(別に恵比寿-渋谷でもよいですが)。

大都市近郊区間内発着ではない場合や、新幹線乗車の場合は同一駅発着の大回り経路を指定することも発券することも可能です。

最安運賃≠最短経路の場合

また、内部的な処理の説明になりますが、最短経路というのは地方交通線の場合、営業キロではなく計算キロの最短経路を算出します。また一部電車特定区間との絡みで最短経路より電車特定区間内の距離の大きい方が金額が安い場合がありますのでその場合は予測してそちらの経路でも金額を判定して安い方を選択するようにしてから結果表示をします。
但し繰り返しますが、全駅で検証したわけではありませんし、予測に基づいて営業(計算)キロから金額を算出していますので誤りがある可能性もあります。その場合はお知らせ頂けますと幸いです。

特別運賃区間の表示

電車特定区間内発着の中でも私鉄路線との競合により「特別運賃区間」があります。
この場合、今までそれが適用されたかユーザさんには解らないような作りとなっておりましたので、それを表示するようにしました(下図)


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